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コンピュータ至上主義
名古屋の税理士の大矢芳敬です。
先日、破産管財人の方から消費税の申告依頼があり、
税務署に提出しました。
すると、後日、税務署から電話があり、
「申告書に書かれている期間が間違っているから、
訂正をしにきて欲しい。」と言われました。
内容は次のようなものです。
破産会社が最終的に消滅した日が平成25年8月7日だけれども、
申告書には計算期間が平成25年9月30日までと印字
(税務署が印字したもの)されている。
間違っているから9月30日を8月7日に直しに来てください。
本来なら、私が破産会社の消滅日を確認して、
8月7日と記入すべきだったということに異論はありません。
しかし、私が税務署まで行って3文字を訂正するためには、
往復2時間くらいかかります。
税務署の方がその場で訂正すれば5秒ですむ話です。
私としては、日にちが間違ったままでも何の不都合もありません。
したがって、「そちらで訂正してください。
若しくは、間違ったままでも構いません。」と伝えると、
「このままだと入力ができないから、
無申告になります。」という返事でした。
税務署でプレプリントしたものを、
発送前に8月7日と修正しておいてくれれば、
何も問題にならなかった訳ですし、
今から訂正しても特に問題になるようなことはないと思っていました。
それよりも、一番ひっかかったのが、
「入力できないから、無申告になります。」というフレーズです。
9月30日と入力しても、エラーが出て弾かれてしまうらしいのです。
しかし、税務署のコンピュータに、
9月30日という数字が入力できないということと、
無申告とは別です。
税務署のコンピュータは、
入力がされていないから無申告と判断するのでしょう。
でもそれは、コンピュータがそう思っているだけで、
人間はそう思っていません。
それにもかかわらず、「無申告になります。」
と言ってしまう感覚は私には理解できませんでした。
今回は、たまたま税務署の批判のような形で取り上げましたが、
この類の違和感は、しばしば感じます。
私の言いたいことは伝わりにくいかも知れませんが、
同じようなことがあれば、別の形で再度取り上げたいと思います。

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