2013年01月12日

復興予算が税務署の耐震補強に


1月9日の中日新聞に、

2013年度の復興予算を

被災地以外の税務署耐震化工事に

使おうとしていたとの記事がありました。


それによると

「仙台港の大型エックス線検査装置の復旧等」

という名の事業は、総額約25億円。

そのうち東日本大震災で使用不能となった

仙台港の大型エックス線検査装置の

復旧に使われるのは約12億。

それ以外に、復興増税導入に伴う

国税庁のシステム改修費に8億円。

大阪府と兵庫県内にある税務署耐震化工事に約3億。

ということだそうです。


ついこの間、問題になったばかりなのに、

「またやるか。」といった感じです。

「あきれて物が言えない。」

「恥を知れ。」

「一般的には、そういうのを詐欺と言うんだ。」

「国民を馬鹿にするのも大概にしろ。」

「ふざけるな、バカ野郎。」

怒りの言葉が、私の頭の中をグルグル回っています。


随分前に、誰かさんがパンツを経費にして、

税務署に見つかり、

修正申告をしたとかという話がありましたが、

そのことを思い出しました。


先日、お客様から、

「自分が手術を受けた病院に寄附をしたいが、

税金上控除してもらえるだろうか。」

という質問をいただきました。

税金が安くなるのであれば、

その分寄附する額を増やすことができると言うのです。


払えと言われなくても払いたいお金もあれば、

払えと言われても払いたくないお金もあります。

こんな記事を見ると、

税金を払いたくないと言う人の気持ちも

分からなくはありません。

気持ちよく税金を納めることができる国にしていって

貰いたいものです。



大矢芳敬

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posted by 大矢会計 at 12:40| Comment(0) | 日記