2012年12月29日

今年印象に残った一言


 本当に1年が過ぎるのは早く、

もう今年も残すところあと2日となりました。

今年、印象に残った一言の中から、

お二人のコメントをご紹介します。


ひとり目は、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授です。

授賞式が終わり、晩餐会後の記者会見で、

「私にとって、ノーベル賞は過去のもの。」と

既に次を見据えていることを明らかにしました。


 凄い人だなぁと感心します。

ノーベル賞を取っても全然浮かれていない。

目標が明確で、自分のことより、

みんなの幸せを考えているということが、

言葉の端々から伺える。

 私も、そんなカッコイイ言葉を

言えるような人になりたいと思います。 


 ふたり目は、ロンドンオリンピック金メダリストの

松本かおり選手です。


凱旋パレードが銀座であり、

その後のインタビューで感想を訊かれ

「工事現場のおじちゃんたちは仕事しなくていいのかな?

と思った。」と答え、笑いを誘っていました。

作業服を着た人達が、仕事をサボってパレードを見ていたこと

に対して発した一言です。


私は、この松本かおり選手の感覚、よく分かります。

もし、自分が練習をサボって、

有名人のパレードを見に行くとしたら・・・。

そんなことはあり得ないことなんだと思います。

「やはり、パレードで仕事をサボっちゃダメでしょ。」と思います。

まぁ、パレードを見ていた人達が、

本当に仕事をサボっていたかどうかは分かりませんが。



大矢芳敬

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posted by 大矢会計 at 12:42| Comment(1) | 日記

2012年12月07日

40、50は洟垂れ小僧


中村勘三郎さんがお亡くなりになって、

テレビをつけるとどのチャンネルも勘三郎さん一色といった感じです。


私は歌舞伎に対して全くの音痴なので

勘三郎さんの偉大さはあまり知りませんでしたが、

余程、みんなから愛されていたのだなあという感想を持ちます。

改めて、ご冥福をお祈り致します。


勘三郎さんの生前の映像がいくつか流れていましたが、

その中に

「40、50は洟垂れ小僧。

だから(お前ら若い奴は)もっと頑張りなさいよ。」

と話しているものがありました。


3歳で初舞台を踏んだ勘三郎さんが、

50歳になっても洟垂れ小僧だと言うのですから、

それほど奥が深いという意味なのでしょう。


しかし、これは何も歌舞伎の世界に限ったことではないと思います。


程度の差はあるのでしょうが、

どんな仕事でも1年2年で一人前なんてことはなく、

10年経っても20年経験しても、更に上の世界があるように思います。


その仕事の奥深さを本人が認識するかどうかは分かりません。

したがって、「俺はもう一人前だ。」と、

自ら成長する姿勢を失ってしまったら、

奥深さは分からないまま、

その仕事の本当のおもしろさを知らずに辞めることになるのでしょう。


「40、50は洟垂れ小僧。」私には、非常に印象に残る言葉でした。



大矢芳敬

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posted by 大矢会計 at 12:52| Comment(0) | 日記